ASP的BMW 〜 ASPがイジッてるクルマを紹介 〜

E36 318is GT SuperCharger

E36の318isオーナーって結構沢山見えると思います。最近は車両自体の基本的な設計が良い事もあり、遊べるクルマとして認知されつつ『大人のハチロク』なんて最近は呼ばれたりしています。

1800ccのM42エンジンと1900ccのM44エンジンの排気量設定がありますが、どうしても感じるのがパワー不足…
そこで、出力を上げる方法としての選択肢は2つ!

※出力=エンジントルク(kg/n)×エンジン回転数(rpm)で計算されます。

NA/過給機のどちらも、吸入空気量を増大させる事で高出力化を狙うのですが、単純にNA(自然吸気)で出力を上げる場合の方法としては、排気量の増加等によるエンジントルクの増大もしくはエンジンの高回転化があります。
NAで高出力化をする場合、コスト的にどうしても高くなってしまうのが欠点ですが、BMWらしさという点で考えた場合は自然な考え方ではあると思います。

もう一つの方法として過給機の追加!
※最近の欧州車で新車装着されてきているように改めて見直されてきています。
基本的な考え方はNA同様に吸入空気量の増大が目的ですが、過給機に頼る事が大きく異なります。

そこで、前回325iで使ってみて非常に良いフィーリングだったHKS製GTスーパーチャージャーを318is(M44エンジン)に装着する事にしました!

前回325iに使っていますので、特性や制御方法はある程度判ってはいるものの過給機本体の取付けは完全に新規で製作が必要です。当然ですが駆動ベルトやローラー等のレイアウトを含めたブラケットの採寸からスタートです。

M42(1800cc)とM44(1900cc)での共通化を考慮して同時にスタートしました。
が!車両に搭載された状態の場合はパワステポンプ等が細かく異なり結局のところ共通化は不可能でした。ですがどちらも採寸しましたので取付けは可能です。

1. 完成したブラケット&車両に付いた状態

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2. インタークーラー取り付け

キット内のインタークーラーを使用します。
330i(E46)用ですがサイドタンクのIN/OUTがいい感じで曲がってくれているのでそれを利用します。
M42の途中から前側にファンが無くなったので比較的余裕を持って位置を決めることができました。

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3. ブロアー用オイルクーラー取り付け

GTスーパーチャージャーはトラクションドライブ方式を採用していて専用オイルで循環させて増速しています。その為オイルを冷やすためのオイルクーラーが必要になります。
ここの油温が上がりすぎるとブロアー本体の破損につながります。

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インタークーラー上部、ちょうどキドニーグリルの奥あたりに取り付けました。
ここならしっかり冷やしてくれそうです。

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4. パイピング製作

325iよりはスペース的にずいぶん楽ですが、やはり慣れないレイアウトの為かイメージ作りにやや苦戦しました。

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5. 燃料制御

325iの時と同様、トラスト社のEマネージ(通称:青マネ)を使います。E36以降O2センサーからのフィードバック制御がしっかりされていて単純にサブコンを付けただけでは燃料制御出来なくなっています。ちょいと細工してその辺りは回避してメインインジェクターの燃料補正と高回転域はインジェクターを追加して両方のインジャクターのコントロールを行います。

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追加インジェクターを1本装着

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過給圧はスーパーチャージャー手前にリストリクターを設けて内径でコントロールしています。最終的に設定過給圧は0.6kgcm²です。

最終確認でBOSCH製シャシーダイナモにて計測しました。
結果は186.9HP!
最大6000rpmでの計測結果です。

元々のNA状態は変わらずに、中〜高回転域に掛けて回転数に比例して過給して行きます。何も言われなければ過給機が付いていると思わない位自然な感じです。
エンジン本体に手を入れて行けばまだまだ上を狙えます。
スタート段階ではまずまずの仕様ではないかと思います。

 

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