次はマフラーの製作になります。
遮熱対策も必要になります。これをしっかりやっておかないと、いろいろな弊害が発生してしまうので、確実に行います。
最終段階は、配線になります。純正コンピュータとSR20のコンピュータの合体です。
あとは、最終セッティングになります。実はここからが一番重要になります。
セッティング次第でいかようにも変わります。
オーナーの意向を考慮しながらになります。車は完成してもまだまだセッティングによって変化していきます。
以前にE36にてエンジンスワップをしたのですが、今回はE46でのSR20エンジンスワップです。
E36とE46、細かい所はいろいろとありますが、大きな違いとしては、E46の場合は、純正コンピュータを活かす為にクランクセンサーを取付を行っている所です。
E36では、純正コンピュータは使わないのですが、E46の場合は、純正コンピュータでエアコンなどの制御を行っているので、そのコンピュータとSR20のエンジンコンピュータの連結が必要になってきます。
あとの所はほぼE36同様の作業になります。
今回は、エンジンのオーバーホールから入りました。
組み立て後にエンジンの位置を決めていきます。
位置が決まった所で、エンジンマウントを製作します。E36で製作した物の流用が出来ないので、新規に製作します。
ミッションマウント、オイルパン共に新設計になります。
E36同様オイルパンの容量はアップしてあります。E36同様にセパレートタイプにしてあります。
次はインタークーラーの取付けです。
タービンで空気を送る際に圧縮された空気は温度が上がってしまい、そのままでは効率のよい空気(密度の高い空気)をエンジンに送り込めないので温度を下げてやる必要があります。そこで必要になってくるのがインタークーラーです。
アフターマーケットではいろいろなタイプが売られているのですが、性能やサイズなどで検討した結果ブリッツのPS13シルビア用キットを選択しました。
ラジエターは、当初BMWのものを使うことも考えましたが、結果シルビアのものを使うことにしました。
▼BMW用を使おうと思った理由
▼シルビア用を使うことになった理由
この車両は余分な穴やネジが付いていないので、もともとラジエターブラケットが付いていた部分を利用出来るブラケットを製作しました。

パワステオイルタンク等の位置を決めながら同時進行でパイピンしていきます。ついでにオイルキャッチタンクも・・・
少しわかりにくいけど、スペースがない為、スロットル側のパイピングはラジエターシュラウドをカットして通しています。(写真右)

アクセルワイヤーをペダルにつなぐアタッチメントを作りました。
日産のエンジンハーネス(↓左)とBMWのエンジンハーネス(↓右)の一部を組み合わせます。



配線図と現物を照らし合わせながらの作業です。
エンジンコンピューター(ECU)は日産を使います。
エンジンハーネスを車両側のカプラーにつなげながら・・・足りない配線を追加して・・・根気よく、ひとつずつ確実にしていく、地道な作業です。
こんな状態で作業しています。


エンジンをかける為の最低限の配線が出来たようなので、確認のためにエンジンを始動してみる事に・・・


無事にエンジン始動したので仕上げです。
最後に配線をすっきりまとめて出来上がり。ECUは室内です。

もとのエンジンとはインテーク エキゾーストが逆になっているので熱対策が必要になります。
第一にABSユニットは、こんな感じです。
青いホースの刺さった黒い箱はブーストコントロールユニットで、その下に隠れているのがABSユニットです。
おかげでタービンはほとんど見えなくなりました。
フロントパイプ脇を通る燃料ラインやブレーキラインを遮熱して、完成です。
ここから、セッティングに入ります。チューニングで一番、要になる所です。今回の車両も無事にセッティングが終了し、一通り完成です。
SRエンジンのエキゾーストは、ボディとして使用しているBMWとは反対のインテーク側に来るため、熱に弱そうなものが多数あります。
かなり邪魔になるヒーターバルブはこのように移動しました。
ABSユニットも移動したいのですが大変そうなのでこのままでいきます。
当初は純正タービンのまま使用する予定だったのですが、ABSユニット等が邪魔をしてスペースが少なかったため、エキマニを作ることにしました。
純正タービンを基準でEXマニを作ってしまうと、後々パワーアップしたい時に社外タービンが付かなくなる可能性が高いので、初めから社外タービンに交換することにしました。
タービンはHKSとかAPEXなど色々なメーカーのものにも対応できるように、今回は外寸が大きめのTRUST T518Z を選択しました。
こんな感じで作り始めます。
ここでタービン位置を決定します。
熱に弱そうなところから離しながら(特にABS)フロントパイプやサクション・パイピング、オイルリターンなど、様々な事を想定しながら位置を決めます。
位置が決まったら、治具を作ってエキマニ製作開始します。
ヘッドフランジとタービンフランジの距離が短く空間も限られるので、かなりタイトなものになります。
しかし、せっかく作るならなるべく長さをそろえて、なおかつ見た目もカッコよくしたいので・・・結構大変な作業です。



フロントパイプは当初の予定通りミッションメンバーのイビツな部分を通ります。
これでかなり地上高を稼げます。



もちろん触媒装着。
リアサイレンサーが付いて完成です。
地上高を稼いだ造りが出来たのでフラットボトムなんてのも・・・